JCBカードWは、年会費無料で高還元率とお得なクレジットカードの代表的な存在です。
メリットばかり目立ちますが、申込前に知っておきたいデメリットもあります。
本記事では、JCBカードWについて以下の内容で解説しました。
- JCBカードWにある5つのデメリット
- JCBカードWの7つのメリット
- JCBカードWの還元率は悪いのか他社カードと比較
- JCBカードWが向いている人の特徴
メリットやデメリットに加え、高還元率と言われる他社カードとも比較して使い勝手やお得さを検証します。
クレジットカードを作りたくて、JCBカードWへの申し込みを考えている人は参考にしましょう。
Contents
JCBカードWには5つのデメリットがある
JCBカードWには主に還元率や使い勝手の面で5つのデメリットがあります。
- 交換先によっては還元率1.0%以下
- JCB加盟店は他の国際ブランドと比べて少ない
- 申込可能年齢が限られている
- ポイント付与は1,000円単位
- コード決済との相性が悪い
JCBカードWの基本還元率は最大1.0%で、付与されるOkiDokiポイントの交換先により還元率は変わります。
JCBは日本独自の決済ブランドで、VisaやMastercardと比べると世界的シェア率は低いです。
ポイントに関しては、付与単位が1,000円でコード決済へのチャージが付与対象外となります。
OkiDokiポイントの交換先によっては還元率が悪くなる
JCBカードWの利用で付与されるOkiDokiポイントは、交換先や利用先によって還元率が大きく異なります。
交換レートは1ポイントあたり3円から5円相当で、還元率が0.6%と良いとは言えない交換先も。
JCBカードWは利用額1,000円ごとに2ポイント付与され、1ポイント=5円相当の交換先を選んだときの還元率が1.0%です。
主なポイント交換先や利用先について、還元率が高い順にまとめました。
| 交換先・利用先 | 1OkiDokiポイントあたりの交換レート | 還元率 |
|---|---|---|
| ビックカメラ | 5ポイント(5円分) | 1.0% |
| ジョーシン | ||
| ベルメゾン | ||
| セシール | ||
| nanacoポイント | 4.5ポイント(4.5円分) | 0.9% |
| dポイント | 4ポイント(4円分) | 0.8% |
| Pontaポイント | ||
| WAONポイント | ||
| スターバックスカードにチャージ | ||
| Amazonでの支払いに利用 | 3.5円分 | 0.7% |
| 楽天ポイント | 3ポイント(3円分) | 0.6% |
| カード利用料金支払いに充当 |
還元率が1.0%になる交換先は、家電量販店と衣料系の通販計4社のみです。
日常利用しやすい交換先はnanacoポイントですが、還元率0.9%とやや低めに。
利用できる場所が多いWAONポイントや携帯キャリア系のポイントは、還元率が0.8%とお得さは感じない数字です。
JCBカードWの利用料金支払いにOkiDokiポイントを充当できますが、還元率は0.6%止まりで決していいとは言えません。
還元率1.0%となる交換先が限定的なため、日常的な買い物でポイントを使いたいときは交換レートの低い交換先を選ぶ必要が出てきます。
還元率が常に1.0%以上だと考えてJCBカードWを選ぶと、「思っていたよりポイントが使えない」となる可能性も。
自分にとって使い勝手が良く還元率の高い交換先があるのか、事前に確認した上で申し込みに進みましょう。
JCBブランドが使えない店舗もあり2枚持ちになりやすい
JCBは日本発の国際ブランドで、世界的に見るとVisaやMastercardよりも加盟店が少ないです。
クレジットカードは読み取り端末があるすべての店舗で利用できるわけではなく、買い物する店舗が国際ブランドに加盟している必要があります。
国際ブランド各社が公表している加盟店数を以下にまとめました。
| 国際ブランド | 加盟店数(全世界) |
|---|---|
| Visa | 1億5,000万以上 |
| Mastercard | 約1億5,500万 |
| JCB | 約5,600万 |
参照元:Visa、Mastercard、JCB
JCBの加盟店数は、VisaやMastercardの3分の1程度です。
特に海外ではJCBブランドで決済できない店舗もあり、JCBカードWだけで支払おうとすると困る可能性があります。
日本国内ではクレジットカード払いに対応する大半の店舗が加盟しているものの、個人店や規模の小さい通販サイトでは利用できないケースも。
JCBカードWでは、JCB以外の国際ブランドは選択できません。
支払いで困りたくない人は、他の国際ブランドで発行できる別のクレジットカードと2枚持ちしましょう。
申込可能なのは39歳までと年齢制限がある
JCBカードWは申込条件に年齢制限があり、39歳までしか入会できない若年層向けのクレジットカードです。
40歳以上の人は、信用情報の状態や年収に関わらず申込手続きを進められません。
JCBカードWの申込条件
18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。
引用元:JCB
39歳までに入会していれば、40歳以上になっても年会費無料や還元率2倍の利用条件は変わりません。
JCBカードの中でも、年齢制限の上限が設定されているのはJCBカードWだけです。
年齢制限なしで年会費無料のJCBカードを作りたい人は、JCBカードSを検討しましょう。
基本還元率が最大0.5%とJCBカードWより低い代わりに、豊富な優待や割引特典があります。
年会費無料で還元率の高さを重視したいときは、JCBブランド以外のクレジットカードが向いています。
例えばリクルートカードは還元率1.2%と高く、Pontaポイントやdポイントは1OkiDokiポイント=1ポイントで交換可能です。
ただし、ポイント交換先がJCBに比べると大幅に少ないデメリットがあります。
どのクレジットカードにもメリット・デメリットがあるため、自分の利用傾向に合わせてカードを選ぶのが重要です。
ポイント付与は1,000円単位で切り捨てられる部分が多い
JCBカードWは、税込1,000円ごとに2ポイント貯まる仕組みです。
100円単位の部分はポイント換算されず、5,900円のときは900円分が切り捨てられてポイントが計算されます。
毎月900円の端数が発生すると、1年で利用額1万円分(10ポイント)が無駄になる計算です。
誤差の程度と割り切れるポイント数ですが、切り捨てる部分が大きく感じて損した気分になる人もいます。
他社クレジットカードでは、100円や200円ごとに1ポイント貯まるケースが多いです。
| クレジットカード | ポイント付与単位 |
|---|---|
| JCBカードW | 税込1,000円ごとに2ポイント ※1ポイント=最大5円相当 |
| セゾンカードDegital | 税込1,000円ごとに1ポイント ※1ポイント=最大5円相当 |
| 三井住友カード(NL) | 税込200円ごとに1ポイント |
| PayPayカード | 税込200円ごとに2ポイント |
| 楽天カード | 税込100円ごとに1ポイント |
| dカード | 税込100円ごとに1ポイント |
| au PAYカード | 税込100円ごとに1ポイント |
JCBカードWでは、ポイントはひと月の請求額合計から計算されます。
1回1,000円以下の買い物が複数あっても、全額がポイント対象外となるわけではありません。
電子マネーチャージはポイント付与対象外でコード決済とは相性が悪い
JCBカードWは、電子マネーやコード決済のチャージに利用してもポイント付与の対象外です。
普段コード決済を使っていて、チャージや支払元設定にクレジットカードを使おうとしている人にJCBカードWは向いていません。
コード決済は、それぞれに相性の良いクレジットカードが決まっています。
例えば楽天カードは楽天Pay、PayPayカードはPayPayと紐付けるとポイントが貯まりやすいです。
スマホで決済したい人は、JCBカードWをApple PayやGoogle Payに登録しましょう。
QUICPayまたはJCBのタッチ決済対応端末に対応している店舗で利用可能です。
なお、JCB独自のコード決済サービス「MyJCB Pay」があり、Smart Code加盟店で利用できます。
コード決済も利用したい人は、MyJCB Payの利用も検討しましょう。
JCBカードWには還元率や年会費について7つのメリットがある
JCBカードWには、お得で便利に使える7つのメリットがあります。
- 他のJCBカードよりもコスパがいい
- スターバックスカードへのチャージが高還元
- ETCカードは条件なしで発行・年会費無料
- 大手証券会社の積み立てNISAの支払元に設定してポイントが貯まる
- JCBカードW plus Lを選ぶと特典がプラスされる
- ナンバーレスカードは発行が早くセキュリティが強固
- ポイント交換先が多彩
JCBカードWは、JCBの中で唯一ポイント2倍と年会費無料のお得さを両立しています。
スターバックスをはじめとしたパートナー店舗では、さらにポイント還元率がアップ。
ETCカードは利用条件なしで年会費無料のため、旅行のときしか使わない人でも余計な費用はかかりません。
還元率だけでなくお得な特典も受け取りたい人は、JCBカードW plus Lへの申し込みも検討しましょう。
JCBならではの高セキュリティや、他社ポイントやギフト券だけではない多彩なポイント交換先も魅力です。
年会費無料で他のJCBカードよりポイントが2倍貯まる
JCBカードWは、年会費無料でポイント付与率も2倍とお得さを重視したい人に向いているクレジットカードです。
他のJCBカードは基本還元率が最大0.5%までしかなく、還元率は決して良くありません。
1か月のカード決済額が5万円のとき、JCBカードWで付与されるポイントは100ポイント(最大500円相当)です。
1年に換算すると1,200ポイント(最大6,000円相当)となり、他のJCBカードを使うより最大で3,000円お得に。
メインカードとして毎月まとまった利用額になる人は、ポイント付与率2倍は大きな差です。
コスパ重視のJCBカードを作りたい人は、JCBカードWに申し込みましょう。
スターバックスカードへのチャージは利用上限なしで5.5%還元
JCBカードWはスターバックスカードへのチャージと相性が良く、還元率が11倍(最大5.5%)と高いです。
オンライン入金やオートチャージで、1回につき1,000円以上入金するとポイントアップの対象となります。
1,000円入金するごとに、OkiDokiポイントは11ポイント貯まる計算です。
店頭で直接JCBカードWを使って決済すると通常通り最大1.0%となるため、ポイントを貯めたい人はスターバックスカードを利用しましょう。
スターバックスカードは、公式アプリやモバイルオーダーでデジタル発行が可能です。
JCBカードWからのチャージはスマホ上で完結するため、手間もかかりません。
貯めたポイントでチャージも可能
貯まったOkiDokiポイントは、1ポイント=4円としてスターバックスカードに直接チャージできます。
スターバックスカードへのチャージで獲得したポイントを再びチャージするとき、実質的な還元率は4.4%です。
スターバックスカードへの交換レートは最大値の5円より低くなるものの、よく店舗を利用するなら無駄なく使い切れます。
ETCカードは発行手数料や年会費が無料で持てる
JCBカードWは、ETCカードを発行手数料無料・年会費無料で持ち続けられます。
発行後、1回も使わない年があっても年会費は無料のままです。
ETCカード利用分もポイント2倍(最大還元率1.0%)が適用されるため、高速道路の利用でもどんどんポイントが貯まります。
年会費無料のクレジットカードでは、ETCカードは年会費が有料のケースが多いです。
| クレジットカード名 | ETC年会費 |
|---|---|
| 三井住友カード(NL) | 無料 ※前年度に一度も使わないと年会費550円 |
| 楽天カード | 550円 ※会員ランクがダイヤモンド会員・プラチナ会員なら無料 |
| PayPayカード | 550円 |
| dカード | 無料 ※前年度に一度も使わないと年会費550円 |
| auPAYカード | 無料 ※発行手数料1,100円、ただし1年以内にETCカードを利用すると請求額から同額を差し引き |
| リクルートカード | 無料 ※Visa、Mastercardは発行手数料1,000円 |
上記の通り、初年度から無料で使い続けられるETCカードは少ないです。
車に乗る頻度が低くてもETCカードが欲しい人は、JCBカードWを選びましょう。
なお、ナンバーレスカードで申し込むときは、ETCカードは同時申込ができません。
カードを発行したら、WebやアプリのMyJCBから発行手続きを行いましょう。
2つの大手証券会社で積み立てNISAの支払元に設定できる
JCBカードWは、松井証券とSBI証券の積立投資の支払元に設定してポイントが貯められます。
NISA口座に加え、一般口座や特定口座で投資信託の積立投資を行うときにも支払元に設定可能です。
証券会社での積み立てでポイントを獲得するには、ショッピング利用額が5万円以上の条件を達成する必要があります。
付与条件を達成すると、ポイント還元率は積立金額に対して最大0.5%(1,000円につき1ポイント)です。
買い物だけではなく、将来に向けた資産形成でもお得にポイントを獲得しましょう。
plus Lには女性に嬉しい特典がプラスされてさらにお得感アップ
JCBカードWには、還元率や年会費無料はそのままで女性向け特典がプラスされた「JCBカードW plus L」の券種もあります。
主な特典の内容は以下の通りです。
- 毎月10日・30日は、ルーレットをまわすとJCBギフトカードが当たるチャンス
- 旅行代金1万円分、ペア映画観賞券プレゼント企画への参加
- 西武プリンスホテルズ&リゾーツや藤田観光グループ施設の優待
- 女性疾病保険に手頃な保険料で加入可能
毎月10日と30日は「LINDAの日」として、2,000円分のJCBギフトカードが当たるチャンスがあります。
JCBトラベルで使える旅行代金1万円分や、TOHOシネマズ映画鑑賞券も毎月抽選を実施。
どちらもplus Lを持っていないと応募できないプレゼント企画です。
上記のほか、ホテルディナーやランチの優待特典や割引特典もあり、女性ではなくてもお得に活用できます。
女性限定の特典として、女性特有の疾病に対する保障が付いた保険に手頃な価格で加入可能。
例えば女性特有の病気で入院すると、1日につき6,000円の保険金が支払われます。
年齢区分が満20から24歳の人なら月額290円で加入でき、費用負担も少ないです。
plus Lとの違いは券面デザインと特典のみで還元率は変わらない
plus Lと通常のJCBカードWの違いは券面デザインと特典の有無のみで、クレジットカードの基本的な機能は変わりません。
plus Lの券面デザインは3種あり、華やかなデザインも選べます。
引用元:高いポイント還元率、年会費無料のJCB カード W plus L!|クレジットカードのお申し込みなら、JCBカード
デザインや優待特典は女性向けですが、申し込みは男性も可能。
毎月実施される抽選企画は、男性が当選しても嬉しい内容です。
旅行券や映画観賞券が当たる抽選に毎月参加したい人や、ホテル優待を利用したい人はplus Lを選んで申し込みましょう。
ナンバーレスカードは高セキュリティで最短5分の即日発行にも対応
JCBカードWは、券面に番号の情報が一切なくセキュリティ面で安心感のあるナンバーレスカードを選べます。
カード番号だけでなくセキュリティコードの記載もないため、盗み見される心配がなく万が一落としても悪用されにくいです。
カード情報は、スマホにダウンロードした「MyJCBアプリ」で確認でき、アプリ上では最短5分でデジタルカードが発行可能。
今すぐ実店舗でクレジットカードを使いたいときは、ApplePayやGooglePayに登録してタッチ決済を利用しましょう。
JCBならではのセキュリティサービスも魅力
JCBカードWは、事前に不正利用や使い過ぎを防ぐ機能・体制が整っています。
- 24時間365日体制の不正利用検知システム
- カード利用のリアルタイム通知
- 予算を設定して使い過ぎアラートや取引制限が可能
- ネットショッピングや海外取引の制限
- カードの紛失・盗難にはMyJCBから最短2分で手続き完了
- 紛失登録からさかのぼり60日以降の不正利用は全額補償
事前対策だけでなく、万が一のときでも落ち着いて対応できる環境が整っています。
不正利用されても60日前までさかのぼって全額補償を受けられるので、利用明細はこまめにチェックして身に覚えのない取引がないか確認しましょう。
ポイント交換先のバリエーションが豊富で使い道が限られない
JCBカードWは、他社ポイント以外にも交換先が豊富に用意されていて使い道が限られません。
他社ポイント以外の交換先例
| 交換先 | 交換レート |
|---|---|
| JAL、ANA、デルタ航空のマイル | 1ポイント=3マイル |
| USJ 1デイ・スタジオ・パス | 1名=1,900ポイント~ |
| 東京ディズニーランドホテル スタンダード スーペリアアルコーヴルーム(4~9階)宿泊利用券 ※定員:大人4名、小学生以下の添い寝2名まで |
28,170ポイント |
| ローソン・ユナイテッドシネマ映画鑑賞引換券 | 2枚=850ポイント |
| なだ万 グルメランチお食事券(2名) | 5,260ポイント |
| サントリー ザ・プレミアム・モルツ(24缶セット) | 1,960ポイント |
※内容は2025年9月時点のものです。
マイルへの交換は3社に対応しており、搭乗する航空会社がいつも定まらない人でも利用しやすいです。
映画観賞券やビール1ケースといった、日常でお得を感じる交換先から東京ディズニーランドホテルの宿泊利用券まで用意。
日常の買い物で消費せず、旅行に向けてポイントを貯める使い方もできます。
JCBカードWはポイントを貯めやすく、スターバックスやセブン-イレブンといったパートナー店舗ではさらに還元率が上がります。
目的を持ってクレジットカードのポイントを貯めたい人には、JCBカードWの利用がぴったりです。
JCBカードWは還元率が悪いクレジットカードなのか比較して検証
JCBカードWの還元率は本当に良いのか、他社クレジットカードや特典豊富なJCBカードと比較して検証しました。
- 通常還元率と公共料金支払いを他社カードと比較
- Amazonでの還元率を比較
- 他のJCBカードと還元率と特典を比較
他社には年会費無料で基本還元率1.0%のクレジットカードが多数あります。
比較するとJCBカードWは本当にお得なのか、毎月必ず請求がある公共料金の支払いはどこがお得なのかを比較。
JCBカードWでポイント4倍と記載のあるAmazonは、どのクレジットカードを使うのがお得なのかも検証しました。
他のJCBカードの特典内容とも比べて、自分にとってどれがお得なのかを確認しましょう。
公共料金の支払いでも最大1.0%還元を維持
JCBカードWは、公共料金の支払いでもポイント付与率は変わらず最大1.0%還元です。
還元率が下がるケースもある自動車税や住民税といった税金の支払いも、通常通りポイントが付きます。
主な年会費無料のクレジットカードについて、基本還元率と公共料金の支払いで還元率をまとめました。
JCBカードWの還元率は、1ポイント=5円相当の交換レートを想定したものです。
| クレジットカード名 | 還元率 | |
|---|---|---|
| 通常 | 公共料金・税金 | |
| JCBカードW | 1.0% | 1.0% |
| 三井住友カード(NL) | 0.5% | 0.5% |
| 楽天カード | 1.0% | 0.2% |
| PayPayカード | 1.0% | 1.0% |
| dカード | 1.0% | 1.0% |
| auPAYカード | 1.0% | 1.0% |
| リクルートカード | 1.2% | 1.2% |
主な年会費無料クレジットカードの中では、楽天カードのみ公共料金や税金の支払いで還元率が大きく下がります。
三井住友カード(NL)は還元率が0.5%と他社より低めの水準です。
楽天カードは楽天系列サービス、三井住友カードはコンビニやファストフード店でJCBカードW以上の高還元率が狙えます。
携帯キャリア会社やコード決済と関連するクレジットカード3社は、いずれも還元率は1.0%でJCBカードWと変わりません。
それぞれの関連サービス以外では高還元を目指せる店舗が少なく、ポイント交換先を限定されたくない人はJCBカードWが向いています。
Amazonでの買い物はどのクレジットカードが高還元?
JCBカードWは、Amazonでの還元率が最大2.0%(1,000円につき4ポイント)で購入金額の制限もありません。
貯まったOkiDokiポイントは、1ポイント=3.5円として支払いにも充当可能。
Amazon内で買い物し、ポイント利用まで完結するときの還元率は1.4%に相当します。
Amazonでの買い物でポイント還元率が上がるクレジットカードについて、どこがお得なのか比較しました。
| クレジットカード名 | 還元率 | |
|---|---|---|
| 通常 | Amazon | |
| JCBカードW | 1.0% | 2.0% |
| Amazon MasterCard | 1.0% | Amazonプライム会員:2.0% 上記以外:1.5% |
| セゾンカード | 0.5% | Amazon Fashion:4.0%~4.5% Amazonデバイス:0.5%~1.0% 上記以外のカテゴリー:0.5% |
Amazon MasterCardは、Amazonプライム会員なら還元率2.0%、非会員でも1.5%と常に高い還元率を維持します。
日常利用でも還元率は1.0%で、セブン-イレブンでの買い物は7.0%の高還元も狙えるのが特徴です。
1ポイント=1円としてAmazonで使えるため、買い物からポイント利用までAmazonで完結させるならAmazon MasterCardがお得です。
貯まったポイントはAmazonでの買い物にしか使えないため、Amazonのヘビーユーザーの利用が向いています。
セゾンカードは、ポイントモールを経由するとファッションカテゴリーの商品で還元率最大4.5%を実現可能。
しかし、日用品など対象外のジャンルは通常通り0.5%還元とさほど高くありません。
ポイント交換先の選択肢があり、Amazonだけでなく日常利用の還元率も高い方がいい人はJCBカードWを選びましょう。
他のJCBカードと比べて還元率や特典はお得?
JCBカードでは、新規申込可能なクレジットカードは5種類あります。
それぞれ申込条件や特典内容が異なり、一般的に年会費が高額な上位ステータスのカードほど審査は厳しい傾向です。
以下に5種類のJCBカードの特徴を簡単にまとめました。
| クレジットカード名 | 申込条件 | 年会費 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| JCBカードW | 18歳以上39歳以下 | 無料 | 還元率が他の券種の2倍(最大1.0%) |
| JCBカードW plusL | 18歳以上39歳以下 | 無料 | 毎月ギフトカードや映画観賞券が当たる抽選に参加できる |
| JCBカードS | 18歳以上 | 無料 | ・国内外20万か所以上の施設で優待が受けられる ・プレゼントキャンペーンにも応募可能 |
| JCBゴールド | 20歳以上、本人に安定継続した収入がある ※学生不可 |
11,000円 | 空港ラウンジサービスや最高1億円の旅行保険など、旅行好きにおすすめの特典あり |
| JCBプラチナ | 20歳以上、本人に安定継続した収入がある ※学生不可 |
27,500円 | ・プライオリティパス無料付帯 ・所定のレストランでコースメニュー1名分無料 ・24時間365日、コンシェルジュデスクによる旅行予約手配やサポートあり |
JCBカードWと同じく年会費無料なのは、JCBカードSです。
還元率は最高で0.5%ですが、豊富な特典を使いこなせる人ならお得に利用できます。
例えばTOHOシネマズの映画鑑賞チケットやPIZZA-LA(ピザーラ)では500円割引があり、利用頻度が高い人ほどお得です。
毎月のカード利用額が1~2万円程度しかなく、優待対象施設をよく利用するならJCBカードSの方が向いています。
JCBゴールドやJCBプラチナは、優待特典の豪華さが大きな特徴の社会人向けカードです。
空港ラウンジサービスや旅行傷害保険といった、旅行やラグジュアリーな時間を過ごすための特典が充実しています。
初めてクレジットカードを作るなら、まずはJCBカードWまたはJCBカードSを選んで利用実績を積みましょう。
JCBカードWが向いている人の特徴と申込方法
JCBカードWが向いている人には、以下3つの特徴があります。
- 還元率が高い店舗でよく買い物をする
- JCBでハイステータスカードを作りたい
- ディズニーや旅行が好き
JCBカードWは、パートナー店舗で買い物をすると還元率が1.0%以上になります。
JCBでハイステータスカードを作りたい人は、順調に支払いを続けて良い信用情報を積み上げましょう。
JCBカードはディズニーのオフィシャルカードのため、限定招待やキャンペーンといった独自特典があります。
どれか一つでも魅力を感じたら、JCBカードWに申し込みましょう。
最短5分で発行できる、デジタルカードの詳しい申込手順も解説しています。
還元率が上がる店舗で買い物をする機会が多い
JCBカードWは、JCBカードの中で最もポイントを獲得しやすいクレジットカードです。
通常の買い物でも最大1.0%のポイント還元が狙えますが、以下の店舗はさらに効率良くポイントが貯められます。
対象店舗の例
| 店舗名 | 還元率 |
|---|---|
| スターバックス(カードにチャージ) | 5.5% |
| Amazon | 2.0% |
| セブン-イレブン | 2.0% |
| ポプラグループのコンビニ・ドラッグストア | 3.0% |
スターバックスでの利用は特にポイントが貯まりやすいため、日常的に利用している人はカードにチャージして料金を支払いましょう。
コンビニなら、ポプラやセブン-イレブンの還元率が高いです。
ビックカメラやジョーシンは、貯まったOkiDokiポイントを1ポイント=5円相当のポイントに交換できて最もお得です。
日常の買い物で利用したい人は、1ポイント=4.5円のnanacoポイントに交換すると普段の買い物で使えます。
JCBカードWで貯めたOkiDokiポイントの有効期限は2年(24か月)です。
有効期限はMyJCBアプリで確認できるので、失効する前に他社ポイントや商品に交換しましょう。
JCBで利用実績を積んで将来ゴールドカードを作りたい
将来JCBのゴールドやプラチナランクのクレジットカードを持ちたい人は、JCBカードWで利用実績を積みましょう。
JCBのハイステータスカードは、航空機遅延保険や購入した物の破損・盗難に最高500万円の保障が付き、もしものときへの備えが充実しています。
JCBプラチナには、世界中の空港ラウンジが無料で利用できるプライオリティパスが付帯。
カードを持っていれば、日常から特別な日の旅行までワンランク上の体験ができます。
ハイステータスカードは、クレジットカードの利用実績が不十分だと審査に落ちやすいです。
利用実績を積み、JCBにとって信用できる優良顧客だと認められてから申し込んだ方が審査に通る可能性は上がります。
まずは年会費無料のJCBカードWに申し込み、支払日を守り継続して利用を続けましょう。
ディズニーリゾートやハワイでJCB限定特典を利用したい
JCBは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーのため、JCBカードWを持っていると限定イベント招待やキャンペーンに参加できます。
ポイント交換先に、ディズニー関連商品があるのも大きな特徴です。
オフィシャルホテルの宿泊利用券のほか、期間限定でディズニーカレンダーも交換商品として選べます。
ハワイ旅行では、JCBカードWを持っているとワイキキトロリー(ピンクライン)が無料で何度でも乗れる特典付きです。
ピンクラインは主要ホテルとアラモアナセンターを巡回しており、ハワイでショッピングを楽しみたい人には欠かせません。
ワイキキやアラモアナセンター内には、日本語でサポートが受けられるJCBプラザもあります。
ホテルやレストランの予約でサポートが受けられるほか、手荷物の一時預かりにも対応。
年会費無料のJCBカードWでも、不安のある海外旅行で充実のサポートが受けられます。
JCBカードWを即日発行するときの申込手順
JCBカードWを即日発行したいときは、ナンバーレスカードで発行を選び以下の手順で手続きを進めましょう。
- 公式サイトの「カードを申し込む」をタップ
- 「ナンバーレスを申し込む」を選択
- 生年月日や名前など個人情報を入力
- 支払元に設定する口座を設定、申込完了
- 審査結果がメールで通知される
- メール本文に記載の入会受付番号を確認
- 入会メッセージボックスでMyJCBのIDを確認
- MyJCBアプリをダウンロード、MyJCBのIDと設定したパスワードでログイン
- 本人確認書類を使って本人確認を実施
- アプリ上でカード番号やセキュリティコードを確認
- ネットショッピングで利用、またはスマホにカードを登録してタッチ決済
- 約1週間後にナンバーレスカードが自宅に届く
JCBカードWで即日発行するには、9時から20時の間に審査を終わらせる必要があります。
プラスチックカード到着前に買い物をしたいときは、9の段階で顔写真付き本人確認書類とカメラ付きスマホが必要です。
顔写真付き本人確認書類
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
上記のいずれかを用意した上で申込手続きを進めましょう。
なお、カード番号ありを選択したときは、1から5までの手順は同じでアプリに関する操作がありません。
審査完了のメール到着後は、クレジットカードが自宅に届くのを待ちましょう。
どちらのカードでも、スマホのApple PayやGoogle Payに登録してスマホ決済が可能です。

